衝突は暗闇の中で4時間余り続いた。インド当局者によると、多くの中印兵士がガルワン川に転落したか突き落とされた。インド兵17人は、衝突で負傷した後、高地における極寒の環境により死亡したという。
インド当局者によると、疲弊しきった双方の軍は深夜になって戦いをやめた。
実効支配線での小競り合いは珍しくはない。中印は1962年の国境紛争後に実効支配線を敷いたが、まだ具体的な位置を巡り争っている。
通常は、係争地域で哨戒に当たる両国の兵士が鉢合わせした場合に、小競り合いが発生することが多い。だが1975年以降、15日の衝突が起こるまで死者が出ることはなかった。