甌穴:おうけつ:ポットホール:pot hole:
城ヶ崎海岸は約4000年前の大室山噴火の溶岩で作られました。この岩石海岸の亀裂に入り込んだ岩が打ち寄せる波によって転がり、岩場に「ポットホール」と呼ばれる円形の穴をあけました。
かんのん浜 | 南から来た火山の贈りもの 伊豆半島ジオパーク
かんのん浜ポットホールは、直径1.2メートルの甌穴の中に、この甌穴をつくった岩石がほぼ完全な球体となって残っている(直径約70)という点で、非常に珍しいものとなっています。
このポットホールは、岩盤の亀裂部分にあった岩石が、波の出入りにより突き動かされ、次第に動きながら沈み込み、甌穴と球体を作っていきました。
現在でも球体は動き続けていることから、甌穴は下に広がり、球体自身も少しづつ身を削っています。